父がついにスマホデビューを果たした。
とはいっても、すんなりデビューできたわけでもなく、
アレが分からんコレが分からんと矢継ぎ早に質問され、
挙句の果てにイライラされる、
多少めんどくさい過程は経たのだが。
うちの父を老いていると感じたことはないが、
自分のようなデジタルネイティブ世代とは感覚のズレもあるだろう。
情報機器の操作は、もはや漢字の読み書きレベルで、
一般常識でないと困るほどになっていると思う。
手元の情報端末で何でも出来る時代。
逆に言えば、使いこなせないと置いて行かれる時代。
頭にたくさん知識を詰め込むよりも、
欲しい情報を如何に素早く手に入れるか。
問われる「賢さ」は確実に昔と違う。
大抵のことは親が子に教えるのが教育だろうが、
子が親に教えないといけないというのは、
なんとも変な時代になってしまった。
せめて、自分の親だけは時代に取り残されないでほしいと願うのは、
親バカならぬ、子バカなのだろうか。
子バカって、なんだか語呂がよろしくないけど。