ライブへ行ってきた。
チャラン・ポ・ランタンpresents
“ブタ音楽祭2018”
ランタンサ―カス
うん、長い。
タイトルが長い。
まあいいや。
彼女たちの、ショウとも称される
圧巻のライブが大好きだ。
チケットこそ直前になって購入したが、
ずっと今日を楽しみにしていた。
大阪城音楽堂。いわゆる野音。
そして今日の大阪は雨。それも大雨。
こういうときは得てして伝説のライブに
なりがちだが、
記憶に残るライブのひとつだったと思う。
ボーカルももが、
チュートリアル徳井と週刊誌に撮られたのは
1週間も経たぬ最近の出来事。
何かを語るのかと、
音楽以外の興味も否定できなかったのだが、
姉の小春が見事にイジってくれた。
曲中に週刊誌に撮られた妹の姿を真似て、
白いキャップと黒い自転車で登場したのは
秀逸だった。
雨の降りしきる野音。
寒さと開放感故、いつものような熱狂ぶりは
正直、身を潜めていたと思う。
ただ、最近のチャランポは、
これまでと何か違った雰囲気を
纏っているように見える。
影が、日向になってゆく、そんな感覚だ。
これを良いと思うか、悪いと思うか、
それぞれ意見もあるかも知れないが、
個人的には大賛成だ。
これまで、闇の部分を、薄く、
面白おかしく曲にしてきた彼女たちが、
本気で光を手にしようとしている。
「憧れ」とか「欲しい」とか、
ポジティブなワードが増えた。
雨の中、頭をよぎったのは
Mr.Childrenのヒカリノアトリエ。
小春がサポートとして参加している曲だ。
闇にのまれぬように
今日をそっと照らしていこう
だとか、
明日を変えていくんなら今
だとか。
思うところがいろいろとあった。
今はまだ拙い光なのかもしれないけど、
そこにある強い意志をたしかに感じる。
そもそも、週刊誌に撮られるにも、
いくら相手が大物だろうと、
ある程度の評価は無いと
ネタにすらならない訳で、
大きくなっていく過程を見るのは、
ファン冥利に尽きるのだろう。
結局、終演まで雨がやむことはなかった。
だけどミスチルの言葉を借りるなら、
きっと
虹はもうここにある
のかもしれない。
キレイに考えのまとまった今日のライブ。
忘れない1本になったのは間違いない。