もう7年というべきか、まだ7年というべきか。
当時は高校生で、その日は授業がなく昼ごろに起き、
優雅にご飯を食べ、シャワーを浴び、
パソコンの前に腰かけたぐらいのタイミングだったと思う。
「ちょっと寝すぎたかな」
と勘違いした、不意に襲う目眩の正体は、
遠い東北の地を揺らした地震だった。
慌てて点けたテレビに映るのは、
多くの家や車が津波に飲み込まれていく様子。
唖然としたが恐怖は一切なく、どこか淡々と、その映像を眺めていた。
あの日も、今も、
身の回りはいたって平和だ。
テレビに映る光景がいつもと違っていただけで、
なんてことのないただの1日だった。
とはいえ、どこか心に大きな何かを残していったのもまた事実。
関係ないようでいて、毎年、いろいろと考えさせられる。
大切な人やモノを失った誰かの気持ちを、
遠く関西に住む私が計り知ることはとても出来ない。
だから、簡単な言葉で片付けたくない。
とりあえずは、このモヤモヤを心で消化していけたらと思う。
生きていて、
頭を使うことが少ないなーと思う。
人間は不思議と、
普段からある程度やっていることでないと、
咄嗟に行動できなかったりする。
徳島にいた頃は声を発することがあまりに少なくて、
喋らないといけない時に
声が出ないなんてことがちょくちょくあった。
なので定期的にヒトカラに行って、
大声を出し、咄嗟の場面でも喋れるようにしていた。
お陰で少し歌がうまくなった気がする。
頭も同じようなもので、
何も考えずに生活してたら、
考え事をするときに全くまとまらなかったりする。
なのでこのブログは普段から頭を使うようにと思い、
とりあえず始めてみた側面もあったりする。
とはいえ、
何気ない日常の中からネタを引っ張り出すのは大変だ。
こういう時、何も考えずに生きてるんだと実感する。
もちろん、今日も。
ネタがないことをネタにする、
苦し紛れの文章を書いてしまった。
もう二度と、この手は使えない。困った。
先日、風邪をひいたことを記した際に、
当たり前のことを当たり前に出来ないと、
大人は生きていけないのだと思った。
と書いた。
当たり前のことを当たり前にする。
口で言えば簡単だが、実行するのは意外と難しい。
運動前には準備体操。
終わった後はクールダウン。
基本に忠実でないと痛い目に遭うのだ。
ランニングを終えた、
重たい足をさすりながら、そんなことを思う。
先ほど開催されていた平昌オリンピック。
冬季の競技にそれほど興味はなかったのだが、
繰り広げられる熱戦に、
それはそれはたくさんの勇気と感動を貰った。
なかでも男子フィギュアの羽生結弦。
日本中が彼の演技に魅了されたことだろう。
正直なことを言えば、彼のことはそれほど好きではなかった。
同性に嫌われるタイプの女子という表現は一般的だが、
彼はその男子バージョン。
あのなよっとした雰囲気がどうも苦手だったのだ。
だが、今大会で彼に対する印象は180度変わった。
ケガから復帰し、ぶっつけ本番の大舞台でやりきる精神力の強さ。
今まで誤解していたが、彼は男の中の男だ。
同年代の私であるが、もはや尊敬の念しか出てこない。
一方、羽生がその強烈なスター性を見せつけ金メダルを獲得した日、
もう1人、脳裏に浮かんだ男がいた。
「羽生はもうあの人ぐらいのスターだな。」
そう思った“あの人”・・・それはイチローだった。
偉業を上げればキリがない、日本の野球界が誇る大スター。
彼もまた、異常なまでのその精神力に、
ただただ尊敬するしかない一人だ。
今日、イチローの、古巣マリナーズへの復帰会見が行われた。
朝からテレビが報じるその様子が、未だ衰えない彼の人気を示す。
そして彼は、イチロー節とも言うべきか、独特の口調で、
古巣へ復帰する喜びを語るのだった。
羽生とイチロー。
彼らに共通していると思うのは、
その一挙手一投足がつねに未来とつながっていることだ。
言うなれば、彼らは自身の言動によって、大きなストーリーを描いているように見える。
それが故意なのか偶然なのかは分からないが、
凄みを感じる最大のポイントだ。
小難しいことを考えてはみたが、
簡潔に締めくくってしまえば、自分はどんなストーリーを描いているだろうか?
そもそも、ストーリーを描こうとしているだろうか?
描きたいものがなくて、努力が出来るだろうか?
マンガのような凄いことをやってのける彼らと同じ世界に生きていて、
キラキラした自分をイメージするのは自由だ。
大きすぎるぐらいの夢を持とう。
そう思った今日だった。
中性脂肪の多いおじさんは、
何かと運動しようと意気込んでいる。
もっとも、小学6年生ぐらいから常に太り気味で、「痩せなきゃ」とは10年以上言い続けているし、実際にジムで体を動かしたりはしているのだが。
今日はジムへは行かず近所のバッティングセンターへ。ここは硬式も打てるのでなかなか楽しかったりする。
1000円で4ゲーム。
ピッチングを1回と、硬式の打席で18球×3。
たかだかそれだけで、ヘロヘロになった。
意外と全身運動でキツい。
もう少し足腰を鍛えなければな。
そう思った。
明日はジムにこもってやろう。
これまで10年以上痩せられなかった自分だが、かつてないほど運動する気になっているのは、それほど中性脂肪値がショックだったのだ。
そして、夕飯にチキンカツと米2杯。
本末転倒。
痩せるのはいつの日だろう。